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評価:
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もし私が戦争まっただなかの東京にタイムスリップしたとしても、人々の変わらなさにビックリするかもしれない、戦争中にも人々は笑ったり怒ったり哀しんだりやりきれなかったりしていて、戦争がどうのこうのよりも日々の生活が大変だった人のほうがきっと多かったのではないかな、と思う。というか思った、この小説を読んで。持丸ハルカ現在80歳、60歳を過ぎたら喫茶店では光の当たらないほうの席に座るべし、その方が肌が綺麗に見えるから、女は手抜いたら落ちる、という言葉をきいて現在24歳の私、手抜きまくりでもう落ちるところもないかもしれない、反省した。40歳も年下の男どもも、初対面でハルカちゃんと呼んでしまうような、そんな女性の一生を描いた小説。痺れました。9悪いことがあっても1良いことがあれば良い方に取れる、いつの時代もポジティブシンキングってとっても大事、多分ハルカ自信は気付いていないけれども、その思考で色んなことを自分の味方につけてきた、そんな気がする。ポジティブな人はやっぱりお得。そして、こんな風に年を取れたらと思う。ハルカがモテたのだって30過ぎてから、私だってこれからいけるだろうと信じて、手を抜かずにやっていくのみ。精進します。